2012年10月31日水曜日

バウヒニアの島から

ネコたちの待つ日本に帰ります。
上海と併せ半月に足りない滞在ながら、長く感じたのは
やはり情勢が私の気持ちをそうさせたのでしょうね。
空港UNITEDラウンジで一息つきながら、顧みます。
CNNテレビではしきりにニューヨークcrisisを伝えています。
人が作る「文明」は必ずどこかもろく、私たちの自然への抗いは永遠に続くのです。
人間同士の争いをしているエネルギーなどもったいないこと。

写真は、九龍公園のバウヒニア。
香港の象徴の花、メインランドでもこの花を見かけると南方に来たことを
感じます。
休日のカオルーン公園はウィークデーとは異なった様相をみせます。
そう、香港の社会現象となっているメイドさんたちの大集会所と化すのですが、
この日も、公園に限らず、道路のちょっとした植え込みの空きスペースに
お弁当を持ち寄りおしゃべりをして時間の経過を待っていました。

2012年10月16日火曜日

さて、そうは言っても現地に行かねばならず・・

ちょっと今月いっぱい出かけてきます。
上海、メインランドはできるだけ早く切り上げ、香港滞在を長めにとついつい思ってしまっていますが。
本日開幕の広州交易会の日本人バイヤーが減少とネットが伝えていました。当方も見送った一社でありました。

最近の日中情勢に関する注意喚起(10/15)2012年10月15日

在上海日本国総領事館
当館管轄地域内においては、9月24日以降、反日デモの発生は確認されておらず、当館周辺の警備も先週後半から緩和されています。
 他方、11日夜には、邦人グループが上海市内の飲食店で中国人複数名から因縁をつけられ、暴行を受ける事案が発生しておりますので、当館管轄地域内に滞在中の皆様におかれましては、引き続きご注意願います。

●当館及び在中国日本国大使館の連絡先等は以下のとおりです。万一被害にあわれた場合は、遅滞なく連絡をお願います。

○在上海日本国総領事館
(管轄地域:上海市、安徽省、浙江省、江蘇省、江西省)
 電話:(市外局番021)-5257-4766
    国外からは(国番号86)-21-5257-4766

2012年10月4日木曜日

南半球・・花嫁は广州人

日に日に暖かくなるウェリントン、友人の結婚式の話題です。
式は10月1日・・それはきっと中華系のカップルね?と聞けば、
「そうだよ、マレーシア系華僑の友人と広州のお嫁さん・・」
なるほど、、。
国慶節に合わせて中国やマレーシアから親戚たちも参加して120~30人の
にぎやかな宴が催されたそうです。
中国では各地さまざま結婚にまつわる風習がありますが、この日は・・・。

式の日の朝、異国の地で自宅に見立てたホテルの一室に
花婿は屈強な友人(「かつ悪友、」)たちを引き連れ花嫁をもらいにドアをたたきます。
迎えに行っても花嫁側は、そうやすやすとは渡しません。
花婿側に無理難題を言って、それに耐え得る婿かどうかを見極める設定です。
友人ともども腕立て伏せを数十回、街に出て9人の人から祝福のメッセージをもらってくる・・
等々、花婿はなんとか出された課題を成し遂げ、花嫁は花婿の車に。
それから市内をパレードよろしくしばらくドライブし会場へ。
本土で行えば、「長寿路」とか「幸福街」など縁起の良い名称の街角を通ってくるのでしょうね。

そしてその夜、花嫁のおばさんの経営するレストランで、伊勢海老、アワビ、フカヒレ三昧のひと時を過ごしたそうであります。
「お前、日中トラブルで披露宴会場でやられないようきをつけろよ」
と半分笑えないジョークも飛んだ南半球の祝賀の1日です。

朝から晩まで、楽しいお疲れさん、だったようですね。

7億数千万人が大移動すると言われる中国国慶節休暇。
昨年の年間海外旅行者が7,000万人超、消費額は690億ドルとも言われています。
日本への渡航は相次ぎキャンセルされる中、今年は韓国が急増したとも聞こえてきます。
今回は、ビジネスのあり方を見直す機会であり、ある種の淘汰であるかもしれません。
しかし、アジアビジネスの垣根はますます低く、そして取り除かれていくべきことに疑いの余地はありません。