キーワードは「ここではわかりません」
年末になりますと、また、格段に窓口では手厚い人数で応対されている
日本郵便株式会社、正社員約21万人の大きな立派な会社だそうですが、
「わかりません~」は恥ずかしいことなんですから、連発せず、
知識を持ったちょっと質の良い対応をしましょうね。
ふっと考えると、これ、一種の「たらいまわし」だったんですかね。
何度も電話を握りしめ、登場する数々の「担当」に、何度も同じ説明をさせていただきました。
行方不明の荷物
・・とうとうドイツにあてた品物は聖なる夜までに届きませんでした。
届かないどころかどこへ紛れたやら、行方不明のありさまです。
日本郵便がそもそも民営化のお手本にしたというのがドイツポスト、
体質的にも兄弟ともいえるこの2つの国の巨大物流会社にがっかりさせられた冬でした。
荷物の運行状況が一目瞭然・・とやらのEMS追跡システムは、
人間により入力がされなければ、そこまで、何の役にもたちません。
10日たってもマグデブルグから届いたという連絡もなく、
ネット上にも日本国際局以降のデータが示されませんので、
オペレーターに電話をしてみました。
オペレーターはマニュアルに沿って・・
ネットと同様のデータを復唱し、「この先はわからないですねえ」と。
((~もう見てるのよ、そんな情報は、、ね))
日本は確実に出ているのかと食い下がる様子を見せると、「担当につなぎます」と。
担当とやらは混んでいたためかけ直しの電話番号を告げ待つことに。
ほどなく、担当①号より
「12日の夜、日本は出ています、それ以降のことはわからないです、あちらが入力しないと」と。
ドイツの請負先を教えるよういうと
「わからない」と。
((~ふつうドイツポストしかないでしょー、知ってるよ、、))
じゃあ、こちらで調べろということね、と念おししても、
「ここではとにかくわからないので」と繰り返し。
1社独占でDHLもね・・
受け取り側のドイツから連絡させてみても「日本から来ていない」
と言い張り取り合わないらしく、不愉快な応対で困惑させらており、再び日本郵便に電話。
オペレーターに、ついつい追跡システムなんてあてにならないわね、とぼやくと
「直接輸出部にかけてください」と。
で、こちらからかけなおし、事情を説明するとなんと「担当」ではなかったらしく、
「担当とかわります」と言ったきりしばらく保留音は鳴り続け、やがて「担当③号」が出る。
積載した便名と到着空港はどこかと聞くと、
「便名は言えない規定になっておりまして、でもフランクフルトに12日午後に着いています」と。
そして徐に「実はフランクフルトでは12日から14日までの荷物処理にトラブルが生じており、この間の荷物が配達されていない状況です、補償、払い戻しの対象案件ですから調査請求を出してください」と言う。
((なんですって、、いつそんなことわかったの?わかっているなら伝えてよ、))
調査請求はネットでできるのかと聞くと、身分証明を持って窓口に直接行かなければならないと。
注釈しますが「中央」と名が付く立派な窓口です
で、自家用車で雪の中窓口に。
ドイツあて荷物を預けた窓口で担当④にひととおり事情を説明すると、
「あちらの窓口に」と言う。
そうか「あちらの窓口」に本当の担当⑤がいるんだな、と閉じられた荷物受け渡しカウンターで
呼び出しボタンを押す。
解決は近い、と気を取り直し改めて事情を説明すると
「ちょっと担当に聞いてみます」と言う。
((あれ、、あなた、また「担当」じゃなかったの??))
そしてまた寒風に手をこすりながらしばらく待っていると先ほどの担当⑤。
「じゃあ、送り状のコピーから手続きしておきますんで。外国の荷物大変ですねえ、どうなっているんですかねえ」((???))
本当の担当はどこにもいない
本当の担当⑥はどうやら奥から指示するだけで出てこないらしい。
そしてこの他人事のやけに明るい声も神経をちょっと逆なでる。
こちらが教えていただきたくて来ているんですけど、と言うと
「いやあ、外国のことなんてわかりませんのでねえ」((??????・・やっぱり逆なで))
身分証明は必要ないのか、と聞くと「これ、持っているんだから本人さんでしょ」
手続きした写しや証拠は手元に残らないのか、今後はどういう手筈になるのかと聞けば
「じゃここに日付、受付のはんこも押しときましょうか、すぐにはわかりませんから1か月か1か月半はかかりますよ」
と送り状の余白にペタンとまるい日付印を押した。
「いやあ、雪の中ご苦労さんでした」
声をうしろに聞きながら「しょうがないね」とため息が出たのでした。
どうやらここにはロジスティックのプロはいないようでした。
大切なクリスマスに依頼された荷物を届けられず本当にごめんなさいね。
次は為替のプロ編をまたいつか書きましょう
7日に雲南省昭通市彝良県と貴州省畢節地区威寧彝族回族苗族自治県の境界付近でマグニチュード5.7の地震が発生し、その後も同地域では余震が
続いております。中国当局の発表によれば、今回の地震により死亡した方は81名を数え(9日10時時点)、負傷者795名、被災者74万4千名という大き
な被害が発生しています。
駐上海日本国総領事館は、今般の地震による被災者を支援するために、本10日から21日までの間、義援金を募ることといたしました。
集まった義援金は、上海市紅十字会を通じて、被災地に送る予定です。義援金は以下の場所にて受け付けております。
・駐上海日本国総領事館領事部門
中国上海市延安西路2299号 上海世貿大厦13階
郵便番号200336 Tel:+86-(0)21-5257-4766 Fax:+86-(0)21-6278-6088