2012年2月21日火曜日

にっぽん、ていいな!・・?? つづき

~いちごオリンピック~
中国でなにかしら世界大会の開催されない日はありませんが、北京で第7回世界いちご大会
が開かれています。
 4年に一度、「いちごオリンピック」とも呼ばれ、アジアで初開催だそうです。

    「展示される135品種のイチゴのうち、日系品種からは章姫、紅顔、栃乙女、
佐賀清香、豊香、幸香、万徳一号等・・・欧米品種からはスイートチャリー、
カマ ローサ、アルビ、チャンドラー・・・昌平自主知識産業権利品種の天香、
燕香、紅柚添香、冬香、書香、石苺一号など。
      章姫、紅顔、スイートチャリー、カマローサなど品種は既に昌平の広い面積
で栽培推進・・・昌平は2008年から特にイ チゴ栽培に力を入れており、
先頃、河北の赤城や吉林の蛟河等にイチゴ苗育成基地を建設・・・
2011年には昌平の海抜が高く涼しい地区にもイチゴ苗育基 地
を建設、全国最大の苗育成基地として、扱うイチゴは121品種・・全区へ
イチゴ苗を安定供給イチゴ農家の需要を基本的に満足させる・・・」

中国の観光サイトにもこのようにあります。

かつて、駐在生活の楽しみの一つは、ふんだんなフルーツ、中でもキロ単位で楽しめる
農貿市場に山積みされたいちごはひときわでした。
当時、開発されて間もないはずの、ぶりっぶりっとしたとちおとめ(と思われる)が、
惜しげもなく巷の市場に並んでいました。
どうしてここに並んでいるのか、については、種苗法お構いなしの韓国経由、だとか
台湾からすぐに技術と苗木が来るのだ、とかいろいろ言われていましたが、
500gあたり8元から10元でしたから、「草苺、両斤!」と購入しても300円しません。
友人の中には専用の苺ケースを持って買出しに行っていたものです。
そのまま、そしてレンジで調理すれば、ジャムやシャーベットとなって
異国の地のスイーツとして楽しむことができました。
写真は45元/500g、すぐうらのスーパーで、まあまあ、といったところ。
さてさて、そのいちご、このごろ上海ではたと目にしません。
今の上海、なかなか巷の市場にたどり着けないこともありますが、主流のスーパーマーケット、カルフールでもウォルマートでも、かつての品質と価格のものにまずお目にかかれません。

実は、農業国ニュージーランドでも、オーストラリアでも、ほかはなんでもおいしくいただきましたが、食べたい苺には出会えませんでした。
クィーンズタウンでデザート用に買ったのなどは苺の概念から完全に外れていましたしね。
日本品質の苺はスペシャルと言えます。
「いちごオリンピック」なるものをちょっと覗いてみたかったと思います。
商機を求め、日本の水耕システムなども出品していたようです。
時を同じくして河南省では、うっかり苺狩りをよびかけたら、2000人が殺到してとんだ被害に、
というような記事も目にしました。
中国苺狩りは未経験ですが、りんご狩り、サクランボ狩りなんていうのもありますよ。



本来のつづき、にもどります、

~ラウンジ、転々~
インフルエンザが大流行していると繰り返し聞かされ、また作りたい資料もありましたし、書店にちょっと寄った以外はほとんどラウンジで過ごしておりました。
雑踏をできるだけ回避したつもりでいましたのに、ゴホゴホとずいぶん咳き込む背広姿のおじさん、、マスク持ってないのですか?ハンカチは?咳しながらビール注ぐの?
さっきもバスで言っていましたよ、外国の人も聞いていたし、「・・ほかのひとの迷惑にならないように・・」。
わが身を振り返ります。
「特に日本人はマナーがないよ、咳と鼻すすり、いやになるよ」、会うたびNZの駐在員が、
外国人のような顔をして申します。
確かに・・。 咳き込む複数のおじさんを避け、席を替わりながら、フライト情報待ちました。
中国の路上の痰とどっちがどっちだ、と問われたらどっちもどっちだと答えます。
ひとごみ、はできるだけ避けて過ごしていましたが、4日前豫園鼎泰豊に行くこととなりました。
鼎泰豊は不本意ではないけれど、本当は新天地くらいのが手軽でよかったかと・・。
あの雑踏、あの混沌にひさしぶりに触れることとなりました。
相変わらずの驚愕の歩道、「・・の行為はしてはいけません」、、て空港にも何年も前から看板があるじゃないの・・・です。
さて雪により欠航、次の便も手続き中止になると、スーツケースを引き取らなければならず、再びゲート内に入場できません。
今度はカードラウンジでセキュリティの怪しいネットを使いつつ過ごすこととしました。そのうちアルコール臭い呼気が正面からやってくる。見ると、また、背広のおっさん、かよ、いえいえビジネススーツの紳士、です。
みんなで利用しているんですけどね。
別便で合流した夫も、出発前にラウンジでずいぶん調子づいたおっさん、、いえ紳士が結局搭乗口で止められていたのに遭遇したそうですが。

日本に到着した瞬間の安堵と喜び、そしてそれは割合に早いペースで薄れてしまっていくけれど、
そんなこんなでも、コンビニでお茶一本買うと
「・・・おつり〇〇円でございます。」と言って、手渡すそのソフトな具合は、
にっぽん、ていいな!なんです。

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