2012年2月21日火曜日

上海衡山賓館  SINCE1934


衡山路と宛平路の交差地点に建つ1934年築オールドホテルです。
プラタナス並木の続く旧フランス租界地の佇まい。
散策を楽しんだり、あるいは夜のクラブめぐりに出かけた方も少なくないのではないでしょうか。


程よく効いたアールデコのデザインが滞在をたのしませてくれました。
バスルームの洗面台、そのくすんだレバーを左右すると、
白い陶器製の蛇口から、お湯が、お水が、わき流れてきました。
なんとも優しく。
周辺には多くアールデコ様式の建築が残っています。
・・租界終盤の輝きを放ったことでしょう。








今頃は、海水浴客でにぎわっているであろうネイピアが思い起こされました。

NZホークスベイ地方を襲った1931年M7.8直下型地震。
その復興を、ネイピア市民復興委員会がアールデコの街にすると選択し、つくりあげたものです。
災害と復興の歴史が 刻まれた美しい街並み。
クライストチャーチ地震も一年を迎えます。そして3.11も。
・・歴史と叡智を刻んだ復興が待ち望まれます。


さて、上海衡山賓館近くの雑貨店のミーコとも顔見知りになれまして、
暖かくなったら自転車で会いに来たいと思います。
 「きれいな子ね」、というと本人(猫)も雑貨屋のおかーさんも、「そーなのよ」と美貌に自身。
次回ピントのあった撮影にご期待。




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