うちのバロンちゃんにそっくりのかわいい男の子に会いました。
成田~香港便、三、四歳くらいかな。
ほとんど歳の離れていない女の子と、ママと三人で搭乗してきました。
シートに座っても、イヤホンを付けても、すべてのしぐさが愛くるしかったのですけど、
やがてママとお姉ちゃんがトイレに立って、
「・・マミーがいない・・、・・マミーがいない、・・マミーがいない・・」
それはちょっとまわりの大人に訴えるかのごとく、いやいや自分にいいきかせるかのごとく(?)
シートベルトをちいさな手でガチャガチャつつきながらつぶやき続けています。
日本語で、心細げに、亜麻色の髪をして、つぶらな瞳で。
「マミーはすぐ帰ってくるから大丈夫よ」と声をかけても、つぶやきは止まらず・・。
そして本人にとってはずいぶん長~い時間が経過して、ママたちが席に帰ってきました。
「なに?泣いてたの?」「トイレだからっていったじゃない。」
立て続けに早口日本語で、年のほとんどかわらぬお姉ちゃんが、
いや意外と妹だったのかもしれませんが、
この数分が耐えられなかったことをなじるではありませんか。
これまた整った西洋的お顔立ちと、流暢な日本語のギャップがかわいさを増幅します。
キュートな親子と、しばしの搭乗でした。
私たちが入国審査の列に並ぶ横を、「永住者」、のゲートをするするとくぐり、
香港の人の群れに消えていった三人。
亜麻色の毛、ちょっと困ったような丸い目、・・・バロンちゃん、
飛行機の中で彼のマミーには内緒で「バロンちゃん」と呼ばせていただいていたのであります。
そして「マミーがいない」も我が家の定番ワードとなりました。
この時の香港余談①
香港では、蝦雲呑麺は「池記」と、我が家のここ十年の用達です。
たまたま入った「永華麺家」(湾仔 ヘネシーロード)もなかなかいけました。
近年すっかり「おしゃれでこじゃれた店」に変身し支店も増えた「池記」なので、
ノスタルジー回帰みたいなところもあわせ、「永華」にシフトしそう。
余談②
帰りは羽田国際第一便を利用しました。
けっこうミーハー、と思われるかもしれませんが、それだけ羽田の国際化は望んでいた、
うれしい、ということデス。
実際、成田便はできるだけ使わないようにして出張組んでしまいます。
成田もこれを機にもう少し何とかすべき。海外からの客にワルイですよ、このままじゃ、ね。
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